シリーズとうだいらいぶらり

燈台ライブラリは、今日のわれわれ、次世代のわれわれ、そしてこれから千年のわれわれの、文明構築の原理を考え、文化創造の視野を刷新する、その標となる灯をかかげるために編纂されます。造本=新書判並製カバー

とうだいらいぶらり

 

1 人間にとっての 音⇔ことば⇔文化
  湯浅譲二・川田順造 著

208頁/本体1200円+税/ISBN978-4-902616-45-3
2012年1月25日発行/草場書房発売

現代日本を代表する作曲家・湯浅譲二氏と国際的に活躍する第一線の人類学者・川田順造氏が、人間の生活、文化、芸術について、半世紀を超える経験をもとに縦横に語り合う往復書簡と対談。現代最高の智慧のエッセンスがここにある。内容構成:往復書簡「音の宇宙を探る」、対談「音楽の周縁─風土と普遍」、対談「原野の前衛」。

2 合唱っていいな!
  新実徳英 著

224頁/本体1300円+税/ISBN978-4-902616-70-5
2015年8月1日発行/草場書房発売

合唱音楽に長年にわたり深くかかわり合唱曲作品も数多く生み出してきている作曲家の新実徳英を軸に、同じく合唱に真剣に取り組む音楽家たちをまじえた対談と論考により、合唱音楽の魅力と可能性を探る。見落としてはならない基本的ポイントをおさえつつ、斯界の第一人者たちならではの達見、洞察も随所にちりばめられ、初心者もベテランもこの一冊から合唱について学ぶことは無尽蔵にちがいない。栗山文昭、清水敬一、松下耕、寺嶋陸也、和合亮一の各氏がゲストとして登場。

3 詩国八十八ヵ所巡り
  嶋岡晨 編

192頁/本体1300円+税/ISBN978-4-902616-85-9
2017年1月31日発行/草場書房発売

四国八十八ヵ所巡礼になぞらえ、近現代日本を代表する八十八人の詩人の作品を集めて百年の心の歴史をたどるアンソロジー。この一冊を繙く巡礼は、時代的視野を広げまた深め、詩の生まれる意味を考えさせ、文芸による心魂の浄化の可能性を証し、人生にきびしい核をそなえた真摯さをもたらすだろう。選・解説は高知出身の嶋岡晨。