みらいらん9

みらいらん 9号

2022・1・15刊 A5判並製168頁 定価本体1000円+税


 

特集 恐怖の陰翳

◆《野村喜和夫の詩歌道行》
野村喜和夫+広瀬大志「恐怖と愉楽の回転扉」

◆エッセイ・詩 
神山睦美「生誕を過ちとみなす意識」
望月苑巳「恐怖とは人間が作り出すもの」
生野 毅「わが本籍は「胃の頭町」」
瀬崎 祐「感染症、他者の排斥という怖ろしさ」
田中庸介「恐怖の記憶、その可塑性」
愛敬浩一「見える恐怖と、見えない恐怖」
山田兼士「感応する恐怖 ボードレール私見」
細田傳造「不安が怖い」
八覚正大「恐怖の陰翳」
添田 馨「私は悪霊をみたことがある」
田中健太郎「手術後の一夜」
北川朱実「「ユウコ、サン」終わりのないインコの声に、」
浜江順子「視線や死線」
菅井敏文「絵の風景」
今井好子「靴」

◆海埜今日子(連載)うつし世もゆめも
        
◆恐怖十七景

◆特集おぼえがき(池田康)

 

詩作品

巻頭詩

中本道代/宇佐美孝二/高田 真/二条千河/高橋 馨

短歌

山川純子/蝦名泰洋

連載詩

和合亮一 「Bee ほか」

伊武トーマ 「反時代的ラブソング」9

嶋岡晨 「びっくり動物誌」

poemuseum

小島きみ子

 

散文

Hidden Treasure 現代詩 埋もれた名篇を探る

林浩平 『君の時代の貴重な作家が死んだ朝に君が書いた幼い詩の復習』(稲川方人)

言葉と音の間に

Eugene Takahashi(Ayuo) 言葉と音の間に  「アジア系アメリカ人のアイデンティティー」

批評散文

江田浩司 「私の読んだ詩集のお話。IX」
平川綾真智 「「シュルレアリスム」と音楽の邂逅」9
玉城入野 「散文のふるさと ―島尾敏雄における福島/東北」2
池田康 「深海を釣る」

書評

高橋馨詩集『それゆく日々よ』阿部日奈子
新倉俊一詩集『ビザンチュームへの旅』宮沢 肇
二条千河詩集『亡骸のクロニクル』神泉 薫
宇佐美孝二著『黒部節子という詩人』矢野英希
山川純子歌集『雪原に輝くふたりの大の文字』関根和美

えとせとら雑記林

俳句 柴田千晶
短歌 野樹かずみ
音楽 伊藤祐二「ユージ 斧に気をつけろ」
美術 柏木麻里
映画 望月苑巳「望月苑巳のシネマで一服」
小説 岡本勝人
火竹破竹 船越素子/生野毅/北爪満喜/平井達也/池田康

 


 

【注】

・「poemuseum」は最近の詩集や同人誌から珠玉、秀作、佳品を転載するコーナー。

・表紙のオブジェ画像は、國峰照子作「悪夢」

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