高梁静穂 takahashi shizuho


 

●著者略歴

1960年愛知県生まれ
詩集『オヤシラズ』2004年刊
詩誌『蕊』所属

 

●『青の空』あとがきより

とてもセッカチな性格であることは自覚しているのですが、詩を書き溜めるという作業は、かなりゆっくりのペースでしか進んでゆきません。第一詩集から十二年の時が流れました。気がつけば、という感じです。
日常の生活は、同じように繰り返されますが、そんな毎日にも、喜びや悲しみが不意に訪れて、時は流れてゆきました。この十二年のあいだに、何人もの人たちと二度と会えなくなりました。母もそうです。そして大切な友人をこんなに早く見送ることになろうとは、思ってもみませんでした。
日々の暮らしのなかで、書いた詩です。